園長先生に会いたい!~第1回~

                                   <横浜英和幼稚園>





横浜市南区の蒔田の丘の5月の風は、優しく私達を迎えてくれました。

そして、丘の上に横浜英和幼稚園はあります。

いつも変わらない優しい笑顔の菰田とみ子園長先生。

園長先生はみんなのお母さん!!園長先生の「大丈夫ですよ!!」と言う

心からの言葉に、励まされ、安心し、私どもまでも笑顔にしてしまう、

そんな暖かい園長先生にインタビューしてきました。


1.幼稚園の特徴・どんなところでしょうか?

日本で初めての幼稚園(現在のお茶の水幼稚園)が設立された4年後、1880年に
横浜英和女学校創立者のブリテン先生が、お茶の水女子大保母演習科の卒業生であった
原田先生と共にフレーベルの教育学に基づいて始め、子供の生活と遊びを大事にし続けている
キリスト教保育の幼稚園です。

(理佳ママ)とても歴史があるのですね!!


2.幼稚園見学で横浜英和幼稚園でこれは見て頂きたいという点・所は何でしょうか?

私達保育者は、子供の気持ちが今、どこに向いているのか、興味はどこに注がれているのかを常に見ています。自由保育か一斉保育かではなく、子供の気持ちが自由であることを一番と思っています。
聖書の言葉にあるように、“見えないものに目を注ぐ”こと、子供達の表情を遠くから見て、心の声に耳を澄ませています。
またいつも子供がどうしてだろう?と思うことに保育者が面白がって、一緒にワクワクしたり、ドキドキしたり…という保育をしています。そんな保育中の子供達の表情を是非見ていただきたいですね。

3.園児の住まい・通園距離は?

南区、磯子区、港南区の園児が多いですが特に制限は設けていません。
同じ年のお子様でもその子によって体力は違うので、通園することができれば大丈夫です。
車の通園も認めています。

4.幼稚園前にこれだけは準備するべきことはありますか?

特に準備していただくことはありません、
家庭の中でお子様を愛してあげてください。その家族の信頼関係が幼稚園生活の土台となります。
そして、しっかり私達も新入園児のお子様を抱くことから始まり信頼関係を作ります。

5.幼稚園卒園児の特徴を是非教えて下さい。

自分が認められて自分が好きになりお友達が好きになり、お友達や先生に認められて、
自信を持って外へ出ていきます。
私が、卒園児にいつも送る言葉があります。カロッサというドイツの詩人の「満天の星空の下、旅人達が君に出会うために向かっているんだ」という一節からイメージした言葉です。
これから出会う人はみんなあなた達を待っている、だから胸を張って行きなさいと、言うことを伝えたいと思っています。

(理佳ママ)素敵な言葉ですね。

6.どのようなお子様、ご家庭に来ていただきたいですか?

ご家庭と幼稚園の良い連携がお子様の成長に繋がると思います。
連携していただくことにより、幼稚園のことも理解していただけたらと思います。

7.育児において大切なことはどんなことでしょうか?

“あなたが大好き”“あなたが大事”と子供に愛情を注ぐことだと思います。
そのことにより子供は安心し、大きく成長していきます。幼稚園でもそれを心がけています。

8.卒園後の進路状況は?

昨年度に関しては、半分強が内部進学、3人が他の私立、その他はそれぞれ公立へ進学しました。
内部進学の利点は、入学試験のように数値化できる力だけでなく、日常生活で総合力をつけて、小学校にお送りすることです。そして、幼稚園の教師である私達もその子の成長をずっと見守っていけることです。幼稚園から高校までの教師で研修会や色々な委員会があり、縦の繋がりで子供の成長の可能性を考えています。




 


       頑張って子育てしているママさんへ

       優しいお母様のような園長先生から

       ワンポイントアドバイスをいただきました!



                                                    
① 入園前におむつがとれている、とれていないということよも、まず布のパンツをはいたら持ちいいとお子様自身に感じてもらう事が大切ですね。
幼稚園が始まったら、みなさん布パンツにしていただきますが、失敗しても大丈夫!!
 

② 時にはお子様の心の声を吹き替えしてみては!! 
いつもそばにいて声掛けをするのではなく、遠くから自由に遊んでいる姿を見て、声優さ
んのように子供の心の声を吹き替えしてみてください!!
 きっと子供の気持ちや心がわかりますよ。

 
“わあーおもしろい!!” “あ~!!とられちゃった” “なんか変だぞ… ?!” ”どうしてだろう” ”あ~そうだったのか”なんてね。 



インタビューを終えて

やさしい園長先生のお話にあっという間にお時間がたちました。
きめ細やかに一人一人に合わせた保育をなさっているのがよくわかりました。

横浜英和の先生方は皆さん、全員のお子様の名前を覚えてらっしゃって
”今日は○○ちゃん、ちょっとお腹が痛いみたい…” のように些細な事まで先生皆さんが
わかってくださっている安心できる園です。
子供達やママの安心が笑顔となり、笑顔いっぱいの園です。

「保育者が上から見るのでなく、子供達と一緒に、子供と共に成長していく」というお言葉が印象的でした。